海と建築

海と建築

目次
ステートメント
建築の巨人たちに聞く海
海の建築地図30
 エッセイ「海で光をあつめる」
 MAP

ステートメント

「意味」とは、人間と世界の関係の中に立ち現れる概念です。「海」は本来、ただそこにあるもの。人が介在したときのみ、「意味」の存在が浮かび上がります。そして「建築」には、人が海の意味をどのように捉えてきたか、海と人との関係を描いた歴史が詰まっています。

人を海から護ろうとしたもの。常に変わりゆく海の状況から人を護るため、人々は建築を必要としました。
海を見ようとしたもの。海の風景をより身近に感じるための装置として、建築は機能しました。
海での営みを育むもの。ヴェネツィアやマルセイユなど、豊かな海が人々の営みを育む固有の建築群を生み出しました。

本展では、人間と海の媒介を務めてきた「建築」について掘り下げます。

「建築の巨人たちに聞く海」では、人間と海と建築。その望ましい関わりとはどのようなものなのか、4人の巨匠建築家のインタビューを通して探ります。

「海の建築地図30」では、魅力的な「海建築」を日本全国でマッピングしました。四方を海に囲まれた日本は、海建築の宝庫でもあります。この中から、ぜひ旅の目的地を探してみてください。

文筆家・甲斐みのりは、地図の中から村野藤吾による「志摩観光ホテル」を選び、その体験を『海で光をあつめる』と題したエッセイとして書き下ろしました。海と建築の関係に宿る、美しい景色が描かれています。

建築は、海を愛する私たち人間の物語そのものです。
ぜひ本展で、実際に訪れて、その物語に触れてみてください。

最後に、本展ご協力をいただきました皆様に、深く感謝いたします。

ディレクター
佐藤久美子

建築の巨人たちに聞く

建築の巨人たちに聞く
Álvaro Siza
“ 海の近くで生まれた私は、霧の夜に聞こえる海の音やサイレンの音がずっと恋しかった ”

— Álvaro Siza
アルヴァロ・シザ

— Richard Wood(Snøhetta)
リチャード・ウッド(スノヘッタ)

山本理顕

— Riken Yamamoto
山本理顕

内藤廣

— Hiroshi Naito
内藤廣

海の建築地図30

海の建築地図30

エッセイ「海で光をあつめる」

エッセイ「海で光をあつめる」

「あなたならどの建築を旅先に選びますか?」
文筆家・甲斐みのりさんに尋ねると、悩んだ末に村野藤吾設計の「志摩観光ホテル」と答えました。早速実現したその旅の様子が、書き下ろしのエッセイ『海で光をあつめる』になりました。海と建築、そして旅の魅力が詰まった言葉に身を委ねながら、旅の目的地を「海の建築地図」から選んでみてください。
あなたなら、どこへ出かけますか?

「海の建築地図」
日本全国から30ヶ所を厳選

「海の建築地図」
日本全国から30ヶ所を厳選

Director : Kumiko Sato(3710Lab)
Realization & Text : Yoshinao Yamada
Realization : Hanako Kono・Miki Tamura(3710Lab)