


葛西、海辺に浮かぶガラスのパビリオン
東京都江戸川区の葛西臨海公園展望広場に立つレストハウス。葛西臨海公園駅から東京湾に向かう遊歩道の先に位置し、ゆるやかな坂の上に全面ガラス張りの建築がある。建築家の谷口吉生が葛西臨海公園を大きな庭と捉え、さらに自身の設計で先に竣工した「葛西臨海水族園」のガラスドームとレストハウスを一対の庭石に見立てて設計を行なった。地上2階地下1階の建物は幅75m、奥行7m、高さ11mの細長い直方体。白い鉄骨フレームを組み上げた籠状の格子構造の採用で内部に柱はない。階段とスロープで緩やかに上っていくと景色は移り変わる。1階では葛西の埋め立ての歴史、自然環境、野鳥について紹介。2階では東京湾や房総半島のパノラマを楽しむことができる。
葛西臨海公園展望広場レストハウス クリスタルビュー
・設計:谷口吉生(谷口建築設計研究所)
・所在地:東京都江戸川区臨海町6-2-1
・用途:展望施設
・竣工年:1995年
Text:Yoshinao Yamada