


葉山の風景と溶け合う、ミニマルな美術館
神奈川県三浦郡葉山町の一色海岸沿いに立つ美術館。敷地は高松宮邸跡で「海」「山」「光」の3つを体感する館として計画された。また日本初の公立近代美術館である神奈川県立近代美術館の新たな拠点として、既存の鎌倉館(その後鎌倉館は閉館し、現在は「鎌倉文華館鶴岡ミュージアム」として活用される)、鎌倉別館とともに三館体制で展覧会を行ってきた。水平線を強調したシンプルなファサードで、アプローチから、エントランスホール、4つの展示室を経て中庭を抜けると一色海岸から太平洋をのぞむレストランへ続く。展示室3は大きな開口部が設けられ、時に海と呼応するように作品展示を行うことも。山、海という葉山の風景と溶け合う建築である。
神奈川県立近代美術館 葉山
・設計:佐藤総合計画
・所在地:神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
・用途:美術館
・竣工年: 2003年
Text:Yoshinao Yamada