JR日立駅

遮るもののない一面ガラス張りの橋上駅舎のJR日立駅。水平線を一直線に見ることができ、空や海と一体となったような感覚に。世界で最も美しい駅舎とも呼ばれる。©️日立市
太平洋が一望できる展望イベントホール。妹島和世と西沢立衛による建築家ユニットSANAAがデザインした「フラワーチェア」が設置されている。©️日立市
水平線から太陽が顔を出して辺りがオレンジ色に染まる美しい日の出を見ることができる絶景スポット。併設されるカフェは朝7:00からオープンしている。©️日立市

ガラスの駅舎から望む、唯一無二のオーシャンビュー

茨城県日立市の太平洋岸沿いにあるガラス張りの駅舎。海と空に浮かぶような透明感が美しい建築のデザイン監修を行ったのは日立市出身の建築家、妹島和世。旧駅舎では眺められなかった海への眺望を実現するとともに、東西に分断されていた駅舎を自由通路で接続させた。高さ約5m、全長約139mのガラスカーテンウォールが、軽やかに街の東西をつなぐ。この自由通路東端にある「展望イベントホール」は太平洋を一望するオーシャンビューで、ここを目的に駅舎を訪れる人も後を絶たない。さらにホールと連続するカフェは水平線と並行するように配置され、日の出から日没まで刻一刻と変わる空と海を楽しめる。

JR日立駅
・設計:東日本旅客鉄道水戸支社、JR東日本建築設計事務所
・デザイン監修:妹島和世建築設計事務所
・所在地:茨城県日立市幸町1-1-1
・用途:駅舎
・竣工年:2011年

Text:Yoshinao Yamada